「挑戦する企業が、資金繰りに悩まないように」
―― はじめに、UPSIDER様の事業内容とミッションについて教えてください。
大野様:UPSIDERは「挑戦者を支える世界的な金融プラットフォームを創る」をミッションに掲げるスタートアップです。
私たちは、挑戦する企業が資金面の制約に悩まされることなく、本来向き合うべき事業成長に集中できる環境をつくりたいと考えています。
法人カード「UPSIDER」をはじめ、請求書カード払いサービス「支払い.com」など、企業の成長を支える金融サービスを展開しています。
その中でも支払い.comは、「すべての挑戦者の資金繰りを改善する」というミッションのもと運営している法人後払いサービスです。
事業が順調に伸びていても、入金と支払いのタイミングのズレによって、一時的に資金繰りが苦しくなる企業は多く存在します。支払い.comでは、請求書の支払いをカード決済に切り替えることで、実質的に支払いを最大60日延長できる仕組みを提供しています。
―― その中で、お二人のチームはどのような役割を担っているのでしょうか。
大野様:私たちのチームでは、支払い.comを必要としているお客様にサービスを届け、実際に活用いただくためのプロダクト改善やコミュニケーション設計を担っています。
支払い.comは、必要なタイミングで正しく使っていただくことで価値を発揮するサービスです。申込後の手続きや証憑提出、利用完了までスムーズに進めていただけるようにお客様へのご案内を行っています。
―― オトコルはどんな業務で活用いただいてますか。
大野様:主に、証憑提出が必要なお客様へのご案内で活用しています。
支払い.comでは、お取引内容に応じて証憑をご提出いただく必要がありますが、証憑が未提出のままだと、お客様が本来利用できたはずの取引がキャンセルになってしまうことがあります。
メールやSMSでもご案内はしていますが、お客様が忙しい中で見落としてしまうケースもあります。そのため、重要なご案内をより確実に届ける手段として、オトコルを活用しています。
「資金繰りに関わるからこそ、確実な通知を」
―― オトコルをご導入いただく前は、どのような方法で書類提出のご連絡をされていたのでしょうか。
中原様:オトコル導入前は、メールで提出のご案内をお送りしていました。ただ、メールでのご案内ですと、日々多くのご連絡に埋もれてしまったり、お忙しい中ではどうしても期日内にご確認いただけないケースがありました。結果として書類が未提出のままキャンセルになってしまうケースが、継続的に発生していました。これを何とかできないかというところから、自動架電を検討し始めました。
大野様:資金繰りに関わるサービスだからこそ、お客様に必要な情報を確実に・スピーディーに届けることが重要だと考えていました。
証憑の提出漏れによって取引がキャンセルになってしまうと、お客様にとっても、本来得られたはずの資金繰り改善の機会を逃してしまうことになります。
日々の経営に奔走されているお忙しい経営者の方は、メールでのご連絡が確認できないこともあります。特に期限が近いものや金額が大きいものについては、電話で直接ご案内することに価値があると考えました。
一方で、すべてを人力で架電するには工数面で限界がありますので、より広い対象に効率よく電話でご案内できる方法として、オトコルの活用を検討しました。
―― 自動架電のサービスは何社か比較されたと思いますが、オトコルの決め手はどこにありましたか。
大野様:2〜3社を比較しました。最終的にオトコルを選んだ理由は3つあります。1つ目は、受電対応が多いサービスもあるなかで、御社が「発信に強い」と感じたこと。2つ目は、リストのタグ付けや、お客様に合わせた最適なシナリオ・メッセージの設定が柔軟にできること。3つ目は、スプレッドシート連携で自動化を進められ、なるべく人の手を介在させずに運用できそうだと感じた点です。
また機能面でも、発信内容の細かいロジック設定や、音声入力、変数を使ってメッセージを個別に変えられる点が優れていました。管理画面の操作性もとても良く、スタッフ全員が迷わず使えそうだと感じました。
「資料の未提出率が2分の1以下に。架電業務も大幅に効率化」
―― 導入後、どのような変化を感じていますか。定量的な成果があればぜひ。
大野様:未提出率が2分の1以下になりました。
証憑提出のご依頼は、お客様にとっても私たちにとっても重要な業務ですが、すべてを人力で対応しようとするとどうしても限界があります。
オトコルを使うことで、運用負荷を大きく増やさずに、必要なお客様へ確実にご案内できるようになり、お客様の体験も改善することができました。
―― それはすごいですね……!効率化の面ではいかがでしょうか。
中原様:スタッフが直接架電していた頃は、そのままサービスに関するご質問やご相談をいただくことも多くありました。お客様とのお話は非常に重要である一方で、1件あたり5〜10分程度のお時間をいただくため、『すべてのお客様に迅速にご案内する』という点では、リソース面での課題を感じていました。現状のように1日10件かけようとすると、30分〜1時間弱はかかっていたと思います。それがオトコルだと10分以内で終わるので、本当に助かっています。
中原様:通常の電話ですと、お客様が着信履歴だけを見て折り返す際に『何の用件だろう』とご不安な思いをさせてしまうことがありました。オトコルであれば『こういう理由で電話しました』という用件が事前に伝わるため、お客様としてもスムーズに状況を把握していただきやすくなりました。
―― 普段の運用フローも教えていただけますか。
中原様:現在は、自社システムから証憑未提出のお客様を抽出し、架電リストを作成しています。
お客様のご提出状況を確認し、ご案内が必要なお客様に対してオトコルで発信しています。
証憑提出の状況や金額、期限などに応じて必要な方に必要な内容を届けられるよう、グループを分け案内内容やタイミングを調整しています。
また、証憑提出が完了したお客様や、キャンセル等でご案内が不要になったお客様については架電を停止し、過度なご連絡にならないようにしています。

支払い.com事業部 中原愛李様
「一本の電話が命綱に。効率化の先にある『安心』をつくる」
―― 今後、オトコルでやってみたいことや、目標があればお聞かせください。
大野様:私たちが目指しているのは、効率化されたサービスの先にある、お客様の『安心』です。「困ったときにすぐ解決できる」「いつでも安心して頼れる」と感じていただける確かな体験を、これからもつくっていきたいと考えています。
現在は追加の資料提出のご依頼を中心に活用していますが、今後は登録後のご利用案内や、お問い合わせへの対応など、お客様とのさまざまな接点にも広げていきたいと考えています。
例えば、「登録したけれど次に何をすればいいかわからない」「すぐに確認したいことがある」といった場面で、いつでもスムーズに必要な情報をお届けできれば、お客様の不安や手間を減らすことができます。
発信・受電の両方でオトコルを活用し、お客様一人ひとりに最適なご案内をタイムリーにお届けできる環境を整えていきたいですね。
―― 貴重なお話をありがとうございました。いただいたご要望をもとに、機能開発も頑張っていきます!
取材協力
株式会社UPSIDER
法人カード「UPSIDERカード」、請求書カード払いサービス「支払い.com」をはじめとする金融サービスを展開。「挑戦者を支える世界的な金融プラットフォームを作る」をミッションに掲げる。
所在地:東京都港区
※掲載内容は取材時点(2026年6月)のものです。
URL:https://corp.up-sider.com/





